日々是好日

そのさびをつれづれなるままに

仮通夜メンバー

私の実家で行った祖父の仮通夜では我が両親は行動に制約もなく、普通に自室で就寝した私が言うのも何ではあるが、比較的楽そうだった。しかし、私達は葬儀会場に義父を一人置いておくわけにも行かず、誰かが残らなくてはならない。

 

葬儀の打ち合わせ後、私達は一旦解散した。葬儀会場にはひとまずケイコが残った。旦那は前夜から病院で過ごして徹夜に近い状態だったので、私と共にこの晩は自宅に帰って眠ることに。ケイコも前夜はアイコ宅に泊まり自宅に戻っていない状況なので悪いとは思ったが、我を通させて貰った。

最も忙しくなるのはエイコさんだ。宗教的に祭壇に用意すべき品物の買い物なども含め、ユウコ夫妻と共にすぐ行動に移った。

アイコはPTAで重要物の引き渡しをせねばならず、先方の都合もあって、会場に戻れるのは夜になる見込み。エイコさんにはわざわざ予定を訊ねなかったが妻だから泊まって行くだろうし、どちらかが来たら、夜にはケイコも自宅に帰って休める筈だ。

 

私と旦那が不在にしていた仮通夜の間。遅い時刻になってやっと、エイコさんとユウコが戻って来た。ほぼ同時にアイコ一家、遠方のヨウコ一家も到着したと、ケイコからメールを受けた私も安堵した。

しかし、ケイコは私に伝えなかっただけで、実は自宅に帰れていなかった。会場に戻ったエイコさんは開口一番、「どう? 綺麗に染まってる?」とケイコに宣った。喪主として表に立つに当たり、綺麗にしておきたかったらしい。気持ちが分からなくもないが、そもそも葬儀に来るのは基本的に内輪のみ。ケイコは少しの差で終電に間に合わず帰宅出来なくなってしまったので、その白髪染めがなければ……!

 

また、ケイコが葬儀会場側から訊かれたことをエイコさんに確認しようとしたら、ユウコ達と雑談していただけのくせに、「今、忙しいの! 後にしてっ!!」。「いや、返事急ぐから」とケイコが逆襲するも、イエスかノーで答えられるレベルの話に、聞く耳持たずの逆切れを連発していたらしい。

 

f:id:rustrin:20170602092748j:plain

 

このエイコさんの「悲劇のヒロイン」ごっこは、これに終わらないのであった。

広告を非表示にする